㈱九州クラフト工業 工場見学会
平成29年3月11日(土)~3月12日(日)

《熊本研修旅行 友情に感謝》

今年度の事業計画として工場見学を目的とした研修旅行がありました。研修旅行としては前回マルウ接着様の工場を見学させていただいてから実に8年振りで、今でも青年部員の中では伝説となっている四国研修旅行以来となります。
当初は大阪青年部員の会社に導入実績が増えてきている(株)三條機械製作所様の工場がある新潟に旅行の予定でした。ところが昨年4月に熊本を中心とする大地震が発生し、大阪青年部とも非常に懇意にさせていただいている(株)九州クラフト工業様が被災され、その後短期間で見事に復帰されたとお聞きしました。その体験・ノウハウをご教授いただくだけでなく、青年部員が旅行することによって熊本の復興の手助けになればと思い、研修旅行を熊本に変更することとなりました。2017年3月11・12日の日程で行い、熊本という遠方への研修旅行でありましたが11名(10社)もの参加がありました。部長経験者から若手新入部員というバラエティに富んだ人数構成でした。
工場見学では坂本社長以下全社員様でお出迎えいただき、3班に分かれ詳細に至るまで見学させていただきました。CCMによる印刷機とインクジェット機の色調を合わせる技術、オフセット印刷にもせまる凸版輪転機の印刷技術、さまざまな抜き加工、そして検査・検品体制には特に感銘を受けました。九州クラフト様は連合会主催のラベルコンテストで上位入賞の常連でありますが、見学させてもらうことにより非常に納得することができました。
また地震による被害状況・その後の復興・在庫保管方法等のお話しは、大阪で仕事をする我々が肝に銘じ学ぶべきことであると思いました。工場見学だけでも非常に学ぶことの多い、有意義な研修ができたと思います。わざわざ「研修」目的で旅行をすることの一番の目的は親睦を深め、結束を固めるということであると思います。8年前の四国旅行が伝説といわれるのも、それから結束がさらに固まり今につながっているからだと思います。

熊本研修旅行01

甚大な被害を受けた熊本城をバックに

今回の工場見学後の懇親会には九州クラフトの坂本社長、小林部長、そして博多より駆けつけていただきました理研印刷工業(株)の瀬口社長にもご参加いただき、大阪の11名全員参加で大いに盛り上がりました。その後2次会、3次会、翌日の熊本城観光、最後にまだまだ懇親会!と全員で参加し、大いに親睦と結束を固めることができたと思います。
今後の大阪青年部活動の発展につながれば幸いと思います。この3月で私が部長としての任期が終わります。総決算のつもりで準備に臨みましたが、かなりバタバタとした連絡・段取りとなってしまいご迷惑をおかけしたことをお詫びします。幸いにも多数の部員に参加いただき、大いに盛り上がり、本当に楽しかったです。残念ながら家庭の事情や仕事で参加できなかった部員には土産話で一緒に盛り上がりたいと思います(笑)あっという間の2年間でしたが、大阪での年次大会・各種勉強会・工場見学の開催にあたりいろいろ学ぶことができました。緒先輩方、部員の方々、協賛会の皆様の支えがあって務めることができたと心から感謝しております。本当にありがとうございました。
最後になりましたがこの度の研修旅行では工場見学から親睦会、さらには翌日の親睦会までと何から何までご手配とご参加までいただきました九州クラフトの坂本社長様には本当に本当にお世話になり、厚く御礼申し上げます。先輩方から代々続く青年部同士の友情に感謝するとともに、これからも継続していきたいと心から強く思いました。

熊本研修旅行02

九州クラフト工業㈱坂本社長との懇親会場にて

シール印刷大阪府協同組合 青年部
部長 小原 隆