ごあいさつ

この度、はからずも歴史あるシール印刷大阪府協同組合の理事長という大役を仰せつかりました、坂田と申します。
永年、理事を務め昨期までは専務理事の職にあり、会計委員長も兼任させていただいておりましたので、良きにつけ悪しきにつけ当組合のことは理解しており、こうして歴史を作ってこられた先輩や先達の方々のご努力の賜と、深く敬服するとともに、私事ではございますが歴代理事長に二年前に他界した親父も背負ってきた大役の立場に立ったことを感慨深い思いでおります。しかしながら最近の組合員状況をみると後継者難による廃業等によって会員数が大きく減少し、ピーク時の半分以下になっております。会員間においては創業者から2代・3代と代替わりが進み組合に対する考え方が変化していることに組合自体がついて行けず、組合離れが進む中、いかにして必要とされる組合運営を出来るか周りから注視されていると思っております。
そんな中で理事や組合員の皆さまの変わらざる一層のご支援を得て、この組合の発展の一翼を担いたいと存じます。
私の任務は、映画にたとえると、監督のようなものではないかと存じます。アカデミー俳優でも、脚本、指導によっては持てる力を十二分に発揮できないでしょう。理事に選ばれた優秀な皆さまが、全力投球をされ、業界状況を意識し、各自の職分を全うしていただければ、従来以上に組合の活気をもたらすのは火を見るよりも明らかです。
私はもちろん常に先頭におりますが、といって私一人、監督個人がいかにバタバタいたしましても、その力は知れております。皆様の総力を結集して事にあたれば、それこそ何百倍何千倍にもなるわけです。
ここで私は、当組合を運営するにあたって、任期の間に、少しでも組合に対する興味を持っていただく為に理事の方々と談義を始めており、技術一辺倒ともいえたこれまでの勉強会を多岐多様に広げるべく計画をしており、そのために各委員の方々に知恵を拝借して開催していく所存です。この目標達成のために前の理事長時代から取り沙汰されておりました賦課金の値上げを控えており、予算についても議論されたところではございますが、前出のような企画を行い組合の財政を健全化させねば存続もないかとおもいます。この健全化目標は当組合の体質、環境のいずれから見ても飛躍的な数字で、もとよりその達成には、多大の困難が予想されますが、計画どおりの努力と組合員の方々のご理解をいただければ、到達可能なものであり、あくまでも大いなる努力目標としてがんばりたいと存じます。
組合員を増加させることももちろん目算に入れながら、勉強会などの詳細は、企画があがり次第フレキシブルに事務局を通じて皆様にお知らせして、ご協力をお願いいたしますが、何といっても先刻申した理事の方々の「業界のニーズの把握」組合員方々の「参加する意欲と行動」がなくては何も変わらないし、発展も無くなってしまい財政の健全化などは絵に描いた餅に成り下がると思います。
最後に、私の座右の銘として「初心忘るべからず」という世阿弥のことばがあります。何事にも何時にも初めての志を忘れるなということだそうですが、私なりに常にフレッシュな気持で向上を求めようとすることだと理解しております。皆さまもどうか私の意のあるところをくんでくださり、理事全員一致協力、当組合向上のため、一段と努力を傾注されることと、組合員の耳目を集める組合に進化できることを切望して、あいさつにかえる次第であります。
よろしくお願いいたします。
シール印刷大阪府協同組合
理事長 坂田 康司
(2021年5月)
組織図
シール印刷大阪府協同組合 組織図

役員
シール印刷大阪府協同組合役員
2021年5月25日改選
シール印刷大阪府協同組合・青年部役員名簿
2021年5月14日改選
役職名 | 氏 名 | 会社名 |
部 長 | 門那 宏徳 | 門那シーリング印刷㈱ |
副部長 | 尾崎 和彦 | ㈲サカエ印刷 |
〃 | 前田 幸夫 | トキワアート印刷㈱ |
会 計 | 湯浅 督久 | ㈱なかや |
理 事 | 北村 吉弘 | ㈱北村三昌館印刷所 |
〃 | 金光 雅志 | ㈱丸紀印刷 |
〃 | 小原 隆 | アサヒラベル㈱ |
〃 | 佐藤 一生 | 光銘板㈱ |
〃 | 南 広大 | ㈱エムユープリント |
〃 | 清水 慎平 | ㈲清水印刷所 |
監 事 | 赤堀 大 | ㈱ヒラノシーリング |
シール印刷大阪府協同組合・協賛会役員名簿
2021年5月25日改選
役職名 | 氏名 | 会社名 |
会 長 | 吉森 正浩 | ヨシモリ㈱ |
副 会 長 | 水谷 隆彦 | 丸昌化学工業㈱ |
〃 | 岩崎 吾郎 | イワサキインターナショナル㈱ |
会 計 | 重常正二朗 | 王子タック㈱大阪支店 |
会計監査 | 久保井伸輔 | 久保井インキ㈱ |
幹 事 | 村田 則夫 | リンテック㈱大阪支店 |
〃 | 井上 佳英 | ㈱和光 |
〃 | 村田 志郎 | 村田金箔㈱ |
〃 | 辻川 豊 | ツジカワ㈱ |
委員会
シール印刷大阪府協同組合委員会 正副委員長・委員の委嘱
2021年度(2021年〜2023)
シール印刷大阪府協同組合 各支部 支部長の委嘱
委員会名 | 委員長 | 副委員長 | 委 員 |
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経営革新委員会 | 杉本 哲也 | 谷口 真司 | 岩田冨士夫 佐藤 教夫 |
技術・情報ネットワーク委員会 | 金光 雅志 | 柴田 哲男 | 森山 健二 小原 隆 北村 吉弘 清水 順 |
特許管理・商品開発委員会 | 清水 順 | 松口 正 | 杉本 哲也 門那 進 小原 隆 |
会計・副資材委員会 | 湯浅 良昌 | 坂田 康司 | 疋田 賢司 杉本 哲也 |
福利厚生委員会 | 香川慎太郎 | 松本 寿生 | 門那 宏徳 |
広報委員会 | 森山 健二 | 金光 雅志 | 北野 光治 慈幸 信治 西山隆三郎 |
西日本委員会 | 坂田 康司 | 三宅 正光 | 大西 宏 大西 敦 |
組合・協賛会協議会 | 湯浅 良昌・常任理事以上・協賛会役員・事務局 |
支部
大阪支部名 | 支部長 | 副支部長 | 副支部長 |
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第1支部 | 門那 進(門那シーリング印刷㈱) | 谷口 真司(谷口シール印刷㈱) | 疋田 賢司(㈱セイホウ) |
第2支部 | 香川 慎太郎(勝和印刷㈱) | 坂田 康司(㈱坂田産業) | 杉本 哲也(東洋シール㈱) |
第3支部 | 森山 健二(ミラクル工業㈱) | 清水 順(㈲清水印刷所) | 北村 吉弘(㈱北村三昌館印刷所) |
西日本工業会 | 支部役員 | 支部役員 | 支部役員 | 支部役員 |
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近畿支部 | 大西 敦(兵庫県)(㈱ヤカグループ) | 北野 勇雄(奈良県)(三和印刷工業㈱) | 慈幸 勝(和歌山県)(㈱ダイキョウ) | |
中国支部 | 三宅 正光(広島県)(㈱三宅) | 佐藤 教夫(広島県)(丸天産業㈱) | 岩田 富士夫(岡山県)(㈱インパムシール) | 西山 隆三郎(岡山県)(㈱中国シール印刷) |
四国支部 | 大西 宏(四国4県)(㈲アートシール) | | | |
※連合会派遣理事(理事4名、監事1名)
(理事)坂田康司 柴田哲男 森山健二 金光雅志 (監事)谷口 真司
協賛会
役職名 | 代表者 | 会社名 |
---|
会 長 | 吉森 正浩 | ヨシモリ㈱ |
副 会 長 | 水谷 隆彦 | 丸昌化学工業㈱ |
〃 | 岩崎 吾郎 | イワサキインターナショナル㈱ |
会 計 | 重常正二朗 | 王子タック㈱大阪支店 |
会計監査 | 久保井伸輔 | 久保井インキ㈱ |
幹 事 | 村田 則夫 | リンテック㈱大阪支店 |
〃 | 井上 佳英 | ㈱和光 |
〃 | 村田 志郎 | 村田金箔㈱ |
〃 | 辻川 豊 | ツジカワ㈱ |
組合沿革
シール印刷大阪府協同組合60年の歩み
昭和33年 | 大阪府シーリング印刷協同組合設立 故沢井兼次郎氏理事長(初代)に就任 |
昭和36年 | 全日本シール印刷協同組合連合会設立 セルフラベル特許取得する。 大阪市内天王寺区石ヶ辻に組合事務所開設 |
昭和37年 | 大阪府シーリング印刷協同組合をシール印刷大阪府協同組合と改称 |
昭和38年 | 夕涼み会を京都鴨川で開催 セルフラベル値崩れ防止に対する対策を検討 |
昭和39年 | 近代化促進法に関する組合の意見書を提出 |
昭和40年 | 日本特許セルフラベル株式会社の設立 |
昭和41年 | 全日本シール印刷協同組合第10回年次大会を「新阪急ホテル」で開催 |
昭和42年 | 理事長に小名嘉一郎氏(2代)が就任 |
昭和43年 | セルフラベル特許権擁護のための陳述書を大阪地方裁判所へ提出 合理化機械の開発利用、技術交換会を発足 |
昭和44年 | 空前のシールブームが起きる 相次ぐラベル素材の開発 |
昭和45年 | ステッカーブームが続く |
昭和46年 | 外資系ラベル原紙の本格登場 全国各地に特許管理委員会を設置 |
昭和47年 | 各包装展でのラベル出品目立つ 印刷用粘着シートのJIS化推進 |
昭和48年 | シール印刷大阪府協同組合創立15周年記念式典を大阪国際ホテルで開催 組合事務所を大阪市内東区東雲町に移転 石油パニックのため諸資材の極端な値上げと品不足発生 |
昭和49年 | 業界始まって以来の大型不況になる 第1次構造改善事業計画スタート |
昭和50年 | 構造改善事業でソフト部門を強化 UV装置など乾燥システムに注目が集まる 理事長に前田幸雄氏(3代)が就任 |
昭和51年 | セルフラベル特許が失効になる 組合ニュース第1号を7月に発刊 |
昭和52年 | 理事長に沢井清氏(4代)が就任。大阪タック協議会が発足 全日本シール印刷協同組合連合会会長に沢井理事長が就任 ニュースを手書きからタイプ印刷へ、3ヵ月毎刊行を月刊に変更 |
昭和53年 | POSコードJIS化で前進 UVインキ、樹脂版共に業界に浸透 組合事務所を現在の大阪市内天王寺区清水谷町に移転 |
昭和54年 | シールラベル印刷総合展を大坂国際見本市会場で開催 シール印刷機の高速、輪転化が進む |
昭和55年 | 第1次構造改善事業終了 クリスタルラベル特許を全国各協組で共有取得 |
昭和56年 | 第2次構造改善事業スタート 理事長に永坂雅彦氏(5代)が就任 |
昭和58年 | 九州シール印刷協同組合が西日本シール印刷工業会より独立 シール印刷大阪府協同組合創立25周年を記念して全会員に記念品(男物腕時計)配布 商品にP・O・Sマーク普及しP・O・S研究熱高まる |
昭和62年 | 全日本シール印刷協同組合第29回年次大会を「新阪急ホテル」で開催 |
平成元年 | 理事長に西村純一氏(6代)が就任 |
平成3年 | 理事長に坂田純輔氏(7代)が就任 |
平成7年 | 大阪協組特許「リボン付きラベルの製造方法」を登録(発明者酒井敏和氏) 大阪協組特許「ラベルの製造方法」を登録(発明者 前田優治氏) 副資材「きりり」の商標登録を出願 第4次構造改善事業スタート |
平成8年 | 全日本シール印刷協同組合第38回年次大会を「ホテルプラザ」で開催 大阪協組特許「ラベルの製造方法及びこの方法を実施する装置」を登録(発明者酒井敏和氏、築地数幸氏、大槻祐樹氏) |
平成9年 | 理事長に新家彬巨氏(8代)が就任 大阪協組特許「ラベルの製造方法及びこの方法を実施する装置」を連合会に権利譲 |
平成10年 | 大阪府火災共済協同組合と代理所契約を締結 |
平成12年 | シール印刷四国協同組合が西日本シール印刷工業会より独立 第4次構造改善事業終了 |
平成13年 | 理事長に井村明功氏(9代)が就任 副資材「きりり」が特許庁より商標登録公報に掲載 大阪協組特許「ラベルの製造方法」権利放棄 (発明者前田優治氏) |
平成17年 | 全日本シール印刷協同組合第47回年次大会を「都ホテル大阪」で開催 |
平成19年 | 理事長に疋田賢司氏(三浦賢司)(10代) |
平成20年 | シール印刷大阪府協同組合創立50周年記念式典を「シェラトン都ホテル大阪」で開催 |
平成25年 | 理事長に永井謙太良氏(第11代) |
平成27年4月 | シール印刷四国協同組合の解散に伴い、西日本シール印刷工業会の四国支部として7社が加盟。 |
平成27年5月 | 第12代理事長に疋田賢司氏(三浦賢司氏)が就任。 |
平成27年10月 | 第57回年次大会 大阪大会を「ヒルトン大阪」で開催。 |
平成30年5月 | 第13代理事長に湯浅良昌氏が就任。 |
アクセス
【事務局へのアクセス】
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FAX:06−6971−1595